第51回日本心臓財団研究奨励選考で、鏡和樹先生が対象者として選ばれました!

群馬大学医学部附属病院脳卒中・心臓病等総合支援センター

コラム 心臓病あれこれ

3月20日から福岡市で開かれている第90回日本循環器学会において、第51回日本心臓財団研究奨励助成贈呈式がありました。群馬大学医学部の鏡和樹先生が10名の受賞者の一人として表彰されました。鏡先生は、ぐんまのうしんにも非常に協力いただいている循環器内科医師です。

(写真:鏡 和樹先生)
(写真:心臓財団理事長矢﨑義雄先生から表彰を受ける鏡先生)

鏡和樹先生の研究課題は、「経皮的迷走神経刺激が左室駆出率の保たれた心不全患者の運動時血行動態に与える影響」です。経皮的耳介迷走神経刺激は、てんかんやうつ病、難治性頭痛や不眠症などについて効果があるとされる手法です。耳の穴周辺(耳介)を走る迷走神経の枝に低電流の刺激を行う非侵襲的な(体を傷つけない)手法であり、副交感神経を活性化させ、過剰な交感神経の興奮を抑えます。心不全においては、交感神経の過剰な興奮が病状を悪化させる要因となることから、本手法を心不全治療に応用できないかという、全く新しい発想による研究計画が評価され採択されました。

日本心臓財団研究奨励は、今回で51回を数える歴史と名誉のある賞です。鏡先生が益々ご発展されることを祈念しております。