「元気県ぐんま 家庭血圧チャレンジ」キャンペーンをはじめます!
群馬大学医学部附属病院脳卒中・心臓病等総合支援センター
コラム
脳血管・心血管疾患の最大の危険因子は高血圧です。日本で高血圧とされる方は、4300万人お見えです。実に国民の約3人に1人というすごい人数です。
群馬県民の収縮期血圧平均値(40歳以上)は下がってきていますが、第二次元気県ぐんま21の取り組みでは男性の収縮期血圧目標値131mmHgに対して、133.5mmHgと未達成でした。令和6年3月に策定された第三次元気県ぐんま21では、「血圧の値は正常領域までは低ければ低いほど望ましく」と記載されました。そして、収縮期血圧の平均値(40歳以上、内服加療中の者を含む)の目標値125mmHg(男性129mmHg/女性123mmHg)になりました。
県民の皆様が「高血圧の改善」に向けた取り組みを行うことが求められています。我々も皆様に血圧管理の重要性をご理解いただきたく、群馬県医師会、県庁と共同で「家庭血圧チャレンジ 普及啓発ポスター」を作成しました。
県内の病院、かかりつけ医先生方のクリニック、薬局等に貼りますので、是非ご覧ください。また、我がセンターに在籍する日本循環器学会認定心不全療養士の資格を持っている看護師が血圧にまつわるポスターを作成してくれました。こちらのホームページに掲載しますので、合わせてご覧いただければ幸いです。
これらの活動を通じて、群馬県の脳卒中・心臓病・血管病の発症と進行を抑制し、脳血管・心血管疾患の年齢調整死亡率減少へ寄与したいと考えております。