「多様な心不全患者にどう対応するか ー 共に悩み、共に学び、共に成長を ー」動画のご紹介

群馬大学医学部附属病院脳卒中・心臓病等総合支援センター

コラム 心臓病あれこれ

3月8日、「多様な心不全患者にどう対応するか ー 共に悩み、共に学び、共に成長を ー」をテーマに、群馬大学医学部附属病院脳卒中・心臓病等総合支援センター(ぐんまのうしん)ぐんま心臓リハビリテーション地域連携研究会群馬心不全地域連携協議会メディカルスタッフ部会の共同で勉強会を開催しました。現地参加とWeb参加を合わせて約70名の方にご参加いただきました。

勉強会の内容は以下の通りです。

  • 群馬大学医学部附属病院 石井センター長
    群馬県における循環器疾患の現状について講演。
  • 群馬県立心臓血管センター 副院長 安達先生
    群馬県全域で使用されている「心不全健康手帳」を活用した地域連携と、心臓リハビリテーションの重要性について講演。
  • 太田記念病院 櫻井さん・前橋城南病院 矢嶋さん
    症例を交えながら、心不全患者への指導や地域連携、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)について発表。
  • 前橋協立診療所 所長 高柳先生
    本邦の超高齢社会の現状を踏まえたACPの必要性について講演。実践における課題や難しさについても言及。

勉強会を通じて見えてきた課題
現在の疾病構造を考えると、がんよりも心不全患者の予後が厳しいことが明らかになっています。高齢化が進む中で併存疾患を抱えるケースも多く、ACPの導入が重要視されています。しかし、患者の「人生という旅の終着点」に向き合う上で、医療者として何ができるのか、ACPをどのように実践するのかといった課題は決して簡単ではありません。

今回の勉強会では、質疑応答を通じて臨床現場での悩みを共有し、次のステップに向けた学びを深めることができました。

当日ご参加いただけなかった方も、ぜひ動画をご覧ください。