2025年2月24日(月・祝)に群馬県庁の31・32階にて「ASHISM2025」県民公開講座が開催されました。
のうしんくんレポート
Report
2025年2月24日(月・祝)に群馬県庁の31・32階にて「ASHISM2025」県民公開講座が開催されました。

こんにちは!群馬大学医学部附属病院 脳卒中・心臓病等総合支援センターのマスコット、「ぐんまのうしん」です。
2025年2月24日(月・祝)に群馬県庁の31・32階にて「ASHISM2025」県民公開講座が開催されました。多くの方々にお集まりいただき、盛況のうちに終了しました。みなさま、ありがとうございました。

ぐんまのうしんくんの感想
2月24日に、「ぐんま足人の会」が主催したASHISM 2025が群馬県庁31階GINGHAM、32階NETSUGENで開催されました。僕も参加して、いろいろなことを教えてもらいました。200名以上の県民が足の勉強のために足を運んでくださいました(シャレだよ!)。

31階は多くのぐんま足人の会のメンバーやボランティア、協力の方々が、フットケア体験、靴の上手な選び方、血管年齢を含めた体の測定、変わったところでは足指筋力を測るようなことや、足の保湿クリーム作りなどをやってくれたんだ。どこも人気で、大盛況だったよ。
32階では、群馬県で「足」に関連する分野で活躍している4名の先生方からのおはなしがありました。
最初は、ぐんま足人の会代表岡田克之先生より、2024年に完成した「足人かるた」のお話がありました。足について、かるたを使って学べるようになっているそうです。大人から子供まで楽しめるね。足についての注意点が書いてあるから、お孫さんが覚えて、おじいちゃんやおばあちゃんに教えてあげてもいいよね。岡田先生からは、群馬は車に多く乗るから歩くことも大事だという話がありました。
2番目に、群馬大学内分泌糖尿病内科山田英二郎先生から、糖尿病を絡めた足のお話がありました。クイズもたくさん取り入れてくれてみんなひきつけられて聞いていました。糖尿病は神経障害を合併することがあって、そうすると痛みを感じなくなることもあるそうです。足の血流が悪くなって潰瘍、壊疽(少し難しい言葉だけど、簡単に言うと血流がわるいところの皮膚や筋肉が死んでしまって、色も黒に変色するんだって)してもわからないことがあるんだって。また、「やけど」や「水虫」が潰瘍や壊疽のきっかけになることもあるらしいから、普段から足を自分自身で観察することも大事だって話がありました。(そういえば、山田先生の最初に出したクイズが、人間の全身には、角砂糖何個分に相当する糖があるのかというもので、なんと一個!分だけなんだって。たったそれだけとは驚きでした。)
3番目にはフィジカルコンディショニングトレーナーの冨岡大地先生から、足の関節、股関節、体幹が影響しあっていることを、会場の方々にも身体を動かしてもらって実感してもらうお話でした。お互い歯車でつながっているような感覚なのかな?足を上に向けるが、下に向けるかで、つまずきやすさに違いが出ることも教えてもらいました。足は、極力上を向くように歩くことがよさそうだね。いろいろなところを数分動かすと、それだけでも体が柔らかくなって、マジックのようだったな。
そして、最後が我が石井センター長のお話でした。「血管は一つの臓器としてみましょう」ということで、心臓の血管が悪い人(狭心症や心筋梗塞になった人など)は、脳の血管や足の血管について、脳の血管が悪い人(脳梗塞になった人など)は、心臓の血管や足の血管について、そして足の血管が悪いと言われた人は、心臓や脳の血管が悪くないかを確認することが大事だということを強調していました。特に足の血管が細いと言われている人の半分くらいは心臓か脳の血管が悪いんだそうだ。注意しなければならないのは、山田先生の話にもあったけど、足の血管が悪くても痛くならない人がいるので、自分で足を観察すること、足背動脈というところが触れるかどうかを確認することも必要なんだって。ふくらはぎは第二の心臓といわれるくらい大事なんだ。どうしてかっていうと、心臓に血液を戻すのにすごく大事な役割を足の筋肉が担っているからなんだって。ぐんまのうしんと僕の宣伝もたくさんしてくれました。
4名の先生方からのメッセージがあるので、ご覧ください。




PHOTO GALLERY



