2024年11月17日(日)「県民公開講座」レポート

のうしんくんレポート

講演内容
  • 心不全パンデミック迫る!(石井 秀樹 氏)
  • 脳卒中にならない! なってもはね返す!(大宅 宗一 氏)
  • 自転車をこいで心不全を早期発見!(小保方 優 氏)
  • 循環器医療の残された課題(小板橋 紀通 氏)
ぐんま のうしん君

石井秀樹循環器内科学教授の「心不全パンデミック迫る!」では、群馬で循環器疾患がすごく増えていることがわかりました。心不全が今後さらに増加する危険性について、循環器病の基礎から丁寧に解説していただき、心不全が私たちの生活や命に密接に関わる大きな問題であることを改めて実感しました。そして、この問題にどのように向き合っていくべきかを考える機会となりました。

大宅宗一脳神経外科学教授の「脳卒中にならない! なってもはね返す!」では、脳卒中になる前に気付くべき時期の見極めや、万が一脳卒中になってしまった場合の早期発見のポイントについて実践的に学びました。虚血性脳卒中や出血性脳卒中など、しっかりと区別できていなかったぼくにとって非常に有意義でした。血圧をあげないことや、禁煙はじめ、生活習慣病というものをしっかり治療することがとっても大事なんだって。この講演を通じて、脳卒中に対する理解が深まりました。

循環器内科学小保方優病院講師による「自転車をこいで心不全を早期発見!」では、日常生活で心不全を早期に発見するための方法を教えていただきました。日常の動作の中で、早期発見のポイントがあることが、僕にとっては意外でした!見落としそうだが、知っていたらなるほど、と思うことばかり。僕はウォーキング、ハイキングが好きなので、運動には興味ありますが、病院には自転車をこぎながら心臓の検査をする機械があることも初めて知りました!

循環器内科学小板橋紀通講師の「循環器医療の残された課題」では、今後の医療技術や治療法についての最新情報が紹介されました。前半は、移行期医療や小児期の心臓病患者が成人になった後の課題、後半は、普段あまり聞かない心筋症の話題など聞けました。今まで問題となっていなかったことやわからなかったことが、医療の進歩で新たに考えなければならなくなったことがあること、でも適切な対応も可能であるといったことが前半のお話で理解できました。また、心筋症といわれるものの中に、アミロイドーシスといった病気が原因のことがあって、以前は治療が難しかったけど早期診断すれば長生きできる薬があることもでてきたとのこと。これからの医療について考える貴重な機会となりました。

11月18日の上毛新聞でも、この様子を掲載いただきました!

「健康と医療を考える」県民公開講座がオンデマンド配信にて12月25日までの期間限定でご聴講いただくことができます!専門医の貴重な講演をいつでも視聴できるこの機会を、ぜひお見逃しなく!

「健康と医療を考える」県民公開講座がオンデマンド配信にてご聴講いただくことができます!専門医の貴重な講演をいつでも視聴できるこの機会を、ぜひお見逃しなく!

講演とともに、一次救命処置の体験コーナーや健康的な食事の作り方を学べるコーナーもありました。


小さなお子様から大人まで、参加者の皆さんが積極的に体験している様子が印象的でした。会場全体が非常に活気に満ちていて、皆さんが一生懸命に学ぼうとしている姿がとても印象に残りました。

一次救命処置やAEDの使い方、みんな、とても上手に音が鳴っていました!リズムも完璧!
心臓マッサージは、1分間に100回ちょっとのリズムがいいんだって。丁度「アンパンマンのマーチ」や、「うさぎとかめ」をうたいながらやるといいペースになるんだ。アメリカ心臓病学会では、ビージーズの「Stayin' Alive」を推奨しているんだって。日本語にすると「まだ生きてるんだ!」だから、心臓と待っている人に対して丁度いい歌詞でもあるんだ。僕のおじいちゃんやおばあちゃんがデートで見に行ったらしい「サタデー・ナイト・フィーバー」の曲だよね!

ぼくのグッズも、多くの皆様に見ていただき、持ち帰っていただきました!
好評だったと思っています。ちょっとシュールなマスコットのぼく、皆様に興味を持ってもらって、循環器や健康について知るきっかけになれたら嬉しいです。※ぼくの体のかたちは群馬県をモチーフにしています。

今回の公開講座を通じて、日々の生活における健康への知識・意識の大切さを改めて実感しました。
医師の先生方の熱意や専門知識がしっかりと伝わり、参加者一人ひとりが健康についての意識を深めることができたのではないかと思います。ぼく自身も、学んだことをこれからの生活に活かしていこうと強く感じました。(塩分を控えなくては・・・)

次回もまた、このような公開講座が開催されることを楽しみにしています。