センター長コラム 2026年2月
センター長コラム
季節のお便り

センター長コラム 2026年2月
群馬大学医学部附属病院脳卒中・心臓病等総合支援センター(ぐんまのうしん)

群馬大学医学部附属病院脳卒中・心臓病等総合支援センター(ぐんまのうしん)では、トップページにてセンター長からのひと言を毎月掲載しており、多くの皆さまにご好評をいただいております。このたび、それらのメッセージを「季節のお便り」としてまとめてご紹介することにいたしました。
季節の話題とともに、脳卒中や心臓病の予防、健康づくりのヒントをお届けしてまいります。どうぞご覧ください。

センター長
第25回大会冬季オリンピック2月6日から2月22日まで、第14回パラリンピック大会が3月6日から3月15日まで、イタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォで開催されます。日本人のメダル獲得を楽しみされている方も大変多いと思います。
これまで、スポーツ観戦と心疾患の発症を調査した論文がいくつかあります。日本では大相撲本場所が年6回行われます。初場所では千秋楽優勝決定戦までもつれ、新大関安青錦関が二場所連続優勝しました。私も熱戦を楽しみましたが、相撲では土俵際がもつれるときや、攻め込まれながらも徳俵で残る様子をみると大変興奮します。大相撲に関しては、九州大学から2018年アメリカ心臓病学会の機関誌に発表された論文があり、東京都において大相撲開催期間では9%の院外心停止が増加し、特に75ー110歳の方では13%の増加がみられるということが報告されました。サッカーワールドカップでも、似たような報告があります。2006年ドイツ大会の際に、ミュンヘンで調査された検討が2008年最高峰医学誌の一つであるニューイングランド・ジャーナルオブメディシンに掲載されました。平年と比較し、ドイツ戦のあった日にはミュンヘンでの心臓血管イベントが著明に上昇しているという結果でした。このような理由として、興奮など感情の起伏が影響するのが原因ではないかと想定されてます。
今回のオリンピックは、イタリア開催で時差もあるため競技開催も日本時間で深夜から早朝のものが多いため、生放送では睡眠不足にも気を付ける必要があります。このようなことを気にしながら、日本選手の活躍を応援しましょう!






