みんな、だれかの大切な家族 ーおいしい嚥下食の試食会報告ー

お知らせ

  1月20日火曜日 ぐんまのうしんと摂食嚥下支援チーム主催にて 株式会社 アレナビオ 様・洋菓子店 Chocolate de Familia様・榮太樓總本鋪 日本橋 和菓子 様 のご協力で「おいしい嚥下食の試食会」を開催しました。普通の試食会ではありません。「おいしい」嚥下食です。

 開催にあたって株式会社 アレナビオ 取締役 大田 律子様、Chocolate de Familia 前田奈那 様よりご挨拶をいただきました。「ちそうごはん」も、Chocolate de Familia の本格生ショコラも、大切な家族においしいものを食べさせたい、大切な家族と一緒においしいものを食べたい、という思いから作られたと伺いました。

 本日の試食会には本当にたくさんの職員が来てくれました。日頃から嚥下食に興味関心がある看護師や嚥下リハビリテーションに携わっているリハスタッフだけでなく、「実は母が手術の後から…」「おじいちゃんに持って帰りたい」など、ご家族のことを話してくれる職員もいました。

 私たちは医療従事者でもありますが、だれかの家族でもあります。家族ができること、医療従事者ができること、そして企業ができること。これらたくさんの縁をつないで「おいしく食べる」を広げていきたい、と思いました。映画などのタイトルで、「食べることは生きること」と聞いたことがあるかもしれません。食事は生きていくことに必要であるのは当たり前ですが、おいしいものを一緒に食べる人とともに楽しむことも大いに含まれた言葉であると思います。今回の企画にご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

 リハビリテーションや社会福祉の分野で、障害の有無に関わらず「あたりまえの日常」を過ごすことをノーマライゼーション(normalization)と言います。特別な日に家族とお祝いをしてごちそうを食べることはノーマライゼーションです。「嚥下障害があってもなくても、誰が食べてもおいしいもの」はユニバーサルデザイン(universal design)です。リハビリテーション医学の試験に出るので学生さんはぜひ覚えて下さいね。

リハビリテーション部 伊部 洋子