6月4日は語呂合わせで「む(6)し(4)ば予防の日」(虫歯)予防の日)です。

―群馬県の心不全診療に更に力を注ぎます!―

群馬大学医学部附属病院脳卒中・心臓病等総合支援センター

口腔ケアコラム

石井
センター長

6月4日は語呂合わせで「む(6)し(4)ば予防の日」(虫歯)予防の日)です。

歯周病という病気を聞いたことがあると思います。歯磨きが不十分なことなどにより、口腔内に細菌感染で歯ぐきが赤く腫れたり、歯が抜け落ちたりします。

この15年ほどで、歯周病がある人はない人と比べて脳卒中・心臓病を起こしやすいという論文が多数発表されるようになりました。また、自分の歯が少ない人も脳卒中・心臓病が多く、また近年話題のフレイルも進行しやすいことが知られています。

このようなことから、当センターには歯科口腔・顎顔面外科 浅見拓哉先生、金 舞先生にも加わっていただいております(健康と医療を考える。お口から元気!長生き!【歯科口腔外科】もご覧ください!)。

 お二人から伺った歯磨きのポイントとして

・虫歯のできやすい場所は、

  • 奥歯の噛む面
  • 歯と歯の間
  • 歯と歯ぐきの境目

この3つのポイントを意識して、自分に合った歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを組み合わせて使うのが効果的です。

・歯周病は心疾患の独立したリスク因子であることや、動脈硬化の進行と関連している研究も報告されているため、ご自身での普段のケアにくわえて、かかりつけ歯科医院での定期的な受診もぜひご検討ください。

 

 この機会に、歯や口の中についても見つめなおしていただき、脳卒中・心臓病にも思いを巡らせていただければ幸甚です。

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